ACFアートサロン『文化芸術の「中間支援組織」って知っていますか?~アメリカの実例と活躍から未来を考える〜

※定員となりましたので申込みを締め切りました。

2022年度より札幌市は新しい助成金制度「文化芸術創造活動支援事業」を始めました。これは市が直接にアーティストなどを支援するのではなく、専門性に富んだ民間の文化芸術団体や人材(中間支援団体等)が行う「アーティスト等を支援するプロジェクト」に対して、市が補助を行うものです。しかし、まだ札幌には、こうした「文化芸術の中間支援団体」が少ないため、現場から戸惑いの声が多数あがってきています。

今回のアートサロンでは、アメリカ・ニューヨークで文化芸術の資金調達や中間支援組織の役割などを調査してきた橋本裕介さんを迎えて、アメリカの文化政策や文化芸術の中間支援組織の現状など、基本的な内容を解説してもらいます。さらに、その理解を深め、大いに活用するため、参加者の方々と語り合う場にしたいと考えております。

■レクチャー「アメリカ芸術支援の仕組み〜誰がどのように誰を支えているのか?」

概要
日本において今後検討されるべき文化政策は、どのようなバランスで率いられるのが相応しいのでしょう。行政など大きな主体による一定のデザインも必要であると同時に、そもそも自発的な営みである文化芸術が社会の中で真の意味で生き生きとしたものであるために、草の根的な一定の自律性も必要です。アメリカで非営利舞台芸術のファンドレイズを研修してきた中で学んだ、文化芸術の社会的価値に対するコンセンサスや、中間支援組織の役割を紹介しながら、文化政策を検討・推進する仕組みそのものを皆さんと議論したいと思います。(講師 橋本裕介より)

【講師】
橋本裕介[ロームシアター京都/NPO法人舞台芸術制作者オープンネットワーク]
1976年、福岡生まれ。京都大学在学中の1997年より演劇活動を開始、2003年橋本制作事務所を設立後、現代演劇、コンテンポラリーダンスの企画・制作を手がける。2010年よりKYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭を企画、19年までプログラムディレクターを務める。13年から19年まで舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事長。14年1月よりロームシアター京都勤務。21年3月末から1年間、文化庁新進芸術家海外研修制度でニューヨークに滞在。参加料 無料(事前申込要)

定員:40名(※定員になり次第、締め切らせていただきます)
会場:北海道教育大学札幌駅前サテライト教室
料金:無料
主催:ACF 札幌芸術・文化フォーラム アートサロン部会、北海道教育大学岩見沢校芸術文化政策研究室

お問い合わせ先 min.jinkyung@i.hokkyodai.ac.jp(閔鎭京)

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